
「勉強目標の立て方が全然分からない!」
「目標を立ててもいつも達成できない…」
「勉強をやる気出して続ける方法ってある?」
勉強目標を達成できないことに悩んでいる中学生は多いですよね。
でも大丈夫!この記事で、あなたの悩みを解決するヒントを見つけられますよ!
僕は個別指導塾の塾長として8年間、500名以上の中学生の志望校合格をサポートしてきました。
そんな僕が、勉強のやる気を高め、目標を達成する方法をお伝えしますね!
この記事の「中学生の勉強目標の設定方法」「集中力を高めるテクニック」を実践すれば、勉強が苦手な中学生でも継続でき、成績を上げられます!

勉強目標を設定して実践し、40点台の数学が80点になった中学生もいましたよ!
記事前半では
- 勉強のやる気が上がらない原因
- 勉強目標を達成できない理由
後半では
- 具体的な勉強目標の設定方法
- 勉強目標を達成するためのコツ
を解説します。ぜひ最後までじっくり読み込んでくださいね!
中学生のやる気を上げるために勉強目標が必要な理由
まずは「中学生のやる気を上げるために、なぜ勉強目標の設定が必要なのか」をご紹介します。
理由①:「勉強は面白くない」と思ってしまう

勉強なんて面白くないよ!
と感じ、やる気が下がっている中学生は多いです。
原因は、テストで目標の点数をクリアした成功体験がないから。それで「強制されている」という感覚が強くなり、さらにやる気が下がるわけですね。
↓
成績が上がらない
↓
「どれだけ努力しても意味がない」と感じる
↓
さらにやる気が下がる…
という悪循環に陥ってしまいます。
やはり勉強目標を持って、それに向かって努力することが大事ですね!
理由②:他の人と比較してしまう
周囲の友人と自分の点数を比べてしまう中学生もいますよね。
友人のテストの成績を聞いて、

A君はすごいな……。自分には無理だ……
というイヤな思いが生まれると、勉強のやる気は湧いてきません。
でもテスト結果で本当に大切なのは、「自分がどれだけ成長できたか」を感じることですよね。
それをわかりやすく感じるために、勉強目標の設定が大事なんです!
理由③:体調を崩してしまう
そんなときは、もしかすると無理しすぎて疲れているかも。
疲れや睡眠不足は、勉強の効率もやる気も下げてしまいます。

勉強目標がちゃんとあれば、今の自分の状態から目標までの距離が分かり、ムリのないペースで勉強できますよ!
しっかり勉強を進めるためにも、目標設定をしっかりしておきましょう。
勉強目標を達成できる中学生・できない中学生の違い
そんな悩みを持つ中学生も多いのではないでしょうか?
なかなか勉強目標を達成できないなら、設定した目標の内容や取り組み方に問題があるかもしれません。その原因と解決策をまとめました。
達成を判断できる目標を立てているか
そもそも、フワフワした勉強目標を設定している中学生もいます。
どんな勉強目標がいいか分からず、テキトーな目標を立てちゃうんですね。

「テストでできるだけ良い成績を取りたい」
などがその例で、達成したかどうかが明確に分かりません。
- 「英語で平均点を越える」
- 「数学で70点以上取る」
といったように、具体的な数値を目標にしましょう!
達成度したかどうかが明確に分かり、「何ができて何ができていないか」を分析できますよ!
目標達成への行動計画が作れているか
「数学で70点以上取る」という目標を掲げても、そのための行動計画を立てなければ達成できません。
目標だけあっても、「じゃあそのために何をするのか?」が決まってなければ行動に移せませんからね。
- 毎日15分、数学の予習時間を作る
- 晩ご飯のあと、授業で理解できなかったところを復習する
など、具体的な行動計画を作りましょう。勉強習慣がつき、「今何を勉強すればいいのか?」も自分で考えられるようになります!
達成への正しい順序を組み立てられているか
勉強目標の達成に向けて、
「次はどうするべきか?」
と、正しい順序で計画を組み立てられていますか??
たとえば「○○高校に合格する」という長期の目標を立てたとしますね。当然ですが、この大きな目標を設定しただけでは達成できません。
○○高校の偏差値が60で、今の自分の偏差値が50だとします。じゃあ、
のような中期の目標が見えてきますね。
このように、段階的な目標を立て、細かな行動計画を考えていきましょう。
この目標の立て方は、後でしっかり解説しますね!
自分で計画を立てているか
目標設定は誰かにやってもらうのではなく、自分で考えましょう。
自分で考えことで自分事になり、勉強のやる気がわいてくるからです。
みたいな人任せな計画だと、責任感も湧かず、ダラダラ勉強してしまいます。
一緒に考えるなど手伝うのはいいですが、あくまで本人が主体となって目標を考えてください!
中学生の勉強目標の立て方と実践方法
それではいよいよ、中学生の目標の立て方を具体的に解説していきましょう!
1.長期→中期→短期の順で目標を設定する
最終的に叶えたい「長期目標」を設定したら、それを叶えるために必要な「中期目標」「短期目標」を設定しましょう!
長期目標だけだと、
- 具体的に何をすればいいのか?
- 目標達成までどれくらいやることがあるのか?
がわからないため、目標達成までの道筋が明確になりません。
短期・中期目標を設定すると、最終目標までの道が明らかになります。
次のように、長期→中期→短期の順で目標を設定してください。
「志望校合格」など
②中期目標(1年後、数ヶ月〜半年後などの達成目標)
「次の試験で350点をとる」
「○月までにワークを2周する」など
③短期目標(1日、1週間単位の達成目標)
「今週中に二次関数の単元を2回解く」
「1日●ページ問題集を解く」など

③短期目標が具体的な行動計画です。ここがある程度多ければ、行動が把握できている良い計画といえますね!
こうして小さなステップに分けると、達成感を感じたり、やる気を高めたりする機会が多くなります。日々楽しんで勉強できるようになりますよ!
スキマなくやることを詰め込みすぎてしまうと、こなせず後悔することが多いんですよね。
一日とか半日、自由時間を作っておくことをオススメします。 もし計画通りに進んだら、自由時間を苦手分野の勉強や休憩にあててもいいでしょう!
2.コツコツ継続する
目標設定をしたら、いざ行動開始です。
もし行動してみて計画通りに進まない場合は、目標に無理があるということです。自分の生活に合っているか、見直しが必要ですね!

学校から帰ってきて2時間しか勉強時間がないのに、4時間ないとできない計画を組んじゃってる…
みたいなことが結構あります。
現実的に達成できる目標か、もう一度考えてみましょう!
やる気が落ちていても勉強が進められるよう、最低限取り組むことを決めておきましょう。
- 「机に座る」
- 「単語3つだけ覚える」
など、負担なく行動できることでいいですからね。
3.進み具合を記録して改善していく
- 目標達成までの行動
- 勉強の進み具合
を、日々記録しましょう。
勉強が計画通り進んでいるかを確認するためにも、記録が役立ちます。
もし計画と実際の進み具合のあいだにズレがあったら、どのように改善するかを考えましょう。

「1日で覚える単語を、あと2個増やした方がいいかな」
「数学はいい感じだから、英語の時間を増やそう!」
といった感じですね。
これにより、目標達成への近道を発見できますよ!
改善は「短期目標」だけ。長期と中期はあまり変えない!
中期・長期目標は、できるだけ変更しない方がいいです。
「思うように成績が伸びないから…」といって、早い段階で志望校のレベルを下げる中学生は、やる気がグーンと下がってしまいますからね。
主に見直すのは短期目標にしましょう。
計画に修正はつきものです。定期的に見直しを行いましょう。
勉強目標を立てるときの注意点
次に、中学生が勉強目標を立てるときに注意するポイントを解説します。
ムチャな目標と計画を立てない
高すぎて実現できない勉強目標や計画は禁物です!
あまりにも高すぎる勉強目標を立てると、「やる気の低下」や「怠ける機会が増える」といった逆効果があります。

「今日から毎日単語30個覚えるぞ!」
と意気込んでしまうと、数日後には勉強そのものを辞めてしまう中学生も…。
勉強は地道にコツコツやるものです。少しずつを日々続けるよう心がけましょう!
難しい目標を設定するなら、中期目標に取り入れるのがいいですね。
「3ヶ月後にこの難しい目標を達成できてなければ、目標を見直す」といった基準を持っておくといいでしょう。途中での調整でき、良いバランスで目標を目指せますよ。
ちょうどいい目標になっているか確かめる
設定した勉強目標が良いか確かめる方法があります。下の「SMARTの法則」を活用しましょう。
・具体的(Specific):誰がみても分かりやすいか
・測定可能(Measurable):数字が入っているか
・到達可能(Attainable):ムリなく達成できるか
・価値のある(Relevant):達成する意味や喜びがあるか
・時間制限のある(Time Bond):達成する期限が決まっているか
たとえば、
これらはすべて「SMARTの法則」が入っています。
「誰が見ても分かりやすくて、数字(点数)で測れて、達成可能で、自分にメリットがあって、時間制限がある」から。
一度目標を立ててみて、この法則になっているかをチェックしてみてください!
勉強目標の達成にもっと近づくコツ3つ
立てた勉強目標を中学生が達成するため、さらなる工夫を解説します。

勉強するとき、いまだに僕も実施していることばかりです。中学生だけでなく、大人になってからも使えますよ!
h3:3.「スタートのスイッチ」を作る

勉強目標は立てたけど、ついつい勉強以外のことをやっちゃう…
という中学生は多いはずです!大人でもそうなんですから。笑
そんなときは「もしAをしたらBをする」というルールを作って、スタートのスイッチを作ってみましょう!
例えば、
といった感じで、スイッチを強制的に入れる感じですね。

僕は「目覚ましが鳴ったら目薬をさす!」をスイッチにしてますね。
めちゃくちゃシンプルな方法ですが、これは「if thenプランニング」という科学的な方法なんです。
人間の脳は、あらかじめ行動を決めておくと、(面倒くさいといった)感情は二の次になり、行動にフォーカスしやすいのです。
ライフハッカー・ジャパン編集部「不安が頭から離れない、考えすぎてしまう。そんな人に試してほしい「If-Thenプランニング」思考法」
ついダラダラしてしまうという中学生は、この方法でスタートのスイッチを押してみましょう。
自分に「小さなごほうび」をあげる
小さな目標を達成するたびに、自分にごほうびをあげるのもいいですよ!
大目標に向かってずーっと走り続けるのは、中学生のとって正直キツいです。
そこで「ここまでできたら⚪︎⚪︎してよし!」という小さなごほうびがあれば、やる気を継続させられますよね!

僕はスマホに「やることリスト」を作ってます。1つできるたびに10ポイント、「1000ポイント貯まったらおいしいランチを食べる」というごほうびを設定してますよ!
こんな感じで、小さな達成の積み重ねが大きなゴールになると考えてください。
「ポモドーロ・テクニック」を活用する
「ポモドーロ・テクニック」とは時間管理テクニックのひとつで、次のように勉強していきます。
②「25分間勉強→5分休憩」を1セットとする
③このセットを繰り返す

上のスマホ写真にもあるように、僕も25分1セット×4回で朝活しています。時間が早く経ちすぎて焦りますよ!笑
一度実践してみると効果を感じられるはずです。ぜひお試しください!
集中力を高める環境づくり
勉強目標を達成するためには、環境を整えることも大切です。ここで解説することを普段から心がけてください。
スマホを机の上に置かない
勉強する時はスマホを自分から遠ざけ、視界に入らないようにしましょう。
スマホを使ってなくても、視界にあるだけで集中力が下がることが、科学的に証明されています。
勉強中スマホが鳴ったらつい見ちゃいますよね。「LINEが来たのかな?」と気になり、集中力が途切れることも。
勉強中だけでも、スマホが気にならない環境を作りましょう!
勉強の邪魔をする他のモノも視界に入れない
スマホ以外にも、勉強の邪魔をするモノは全てどけてください。
- ゲーム機
- マンガ
- テレビ
などを、押し入れや別の部屋に隠してしまいましょう!
布や布団の下に置いて覆い隠すのでもOKですよ。
机をキレイな状態に保つ
机の上はキレイな状態を保ちましょう。
気がつけば教科書や問題集などが机に積み重なっていることはありませんか?
それらが視界に入ると

この教科も勉強しなきゃ…
と焦りが出てきてしまいます。
また、「数学の教科書どこに行ったんだろう…?」と探すのに時間がかかってしまうことも。
日ごろから、机の上を整理しておいてくださいね。
より具体的な環境づくりの記事を作成中です!こちらもご覧ください!
大きな目標から逆算して計画を立てよう!
「勉強目標を設定してやる気を高め、成果を出す方法」を解説しました!
最後に重要なポイントをまとめますね。
- 勉強のやる気が上がらない原因(嫌い、人との比較、体調不良)を理解する
- 目標達成できない理由(あいまいな目標、行動計画の不足、優先順位が違う)を把握する
- 効果的な目標設定(長・中・短期の設定、継続、記録)を心がける
- 目標達成のコツ(スタートスイッチ、ポモドーロ・テクニック、集中環境)を実践する
この目標設定の実践で、やる気をキープして勉強でき、理想の成績へと近づけますよ!
勉強が苦手な中学生も、まずは小さな目標から始めてみましょう。
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