【中学生】数学の苦手を克服!53点アップした方法を家庭教師が伝授

アイキャッチ「数学 苦手 克服 中学生」 成績の上げ方
保護者さん
保護者さん

「子どもが数学の授業についていけない…」

「数学が苦手になる理由って何なんだろう?」

「克服法とサポートの方法も知りたい!」

数学が苦手な中学生は本当に多いです。

中学生になると急に難しくなる数学。あなたも戸惑っているかもですね。

 

僕は個別指導塾長・オンライン家庭教師として13年間、500人以上の中学生の数学指導に携わってきました。

正しい学習法とサポートで、指導した中学生の9割以上が数学の苦手を克服し、成績を向上させています。

今回はある中学生の数学の点を、32点から85点までアップさせた方法をお伝えしますよ!!

プロフィール(しらべこ)

この記事でご紹介する「数学苦手克服法」を実践すれば、数学が苦手な中学生でも勉強するのが楽しくなり、テストでも結果を出せるようになりますよ!

記事前半では

  • 中学生が数学を苦手になる原因
  • 学年別の苦手ポイント

後半では

  • 具体的な克服法
  • 数学の苦手をなくす習慣

を解説します。

ご家庭でできるサポートも紹介していますので、ぜひ最後までお読みください!

中学生が数学を苦手な理由3つ

数学が苦手中学生に見られる3つの特徴

「数学が苦手…」という中学生には、次のような3つの理由が多いです。

理由①:集中力が長くもたない

理由②:「数学が苦手」という思い込みがある

理由③:数学にはひらめきが必要だと考えている

中学生のお子さんが数学に苦手を感じているなら、これらの理由に当てはまってるか確認してみましょう。

理由①:集中力が長くもたない

集中力が続かないと、数学を苦手に感じやすくなります。

お子さん
お子さん

問題文の読み取りが苦手…

最後まで計算できない…

どの公式をどこで使えばいいか判断できない…

という状態になってしまい、何度も計算し直したりすることになり、正解にたどり着けません。

  • イスに長く座れない
  • 同じ作業の繰り返しが好きじゃない

といった傾向がある中学生は、集中力が持続していない可能性があります。

集中力を高めるには、学習しやすい環境づくりが大切です。

  • 勉強する部屋からテレビをなくす
  • 学習時間をあらかじめ決めておく

などの工夫が克服の第一歩でしょう。

勉強の環境づくりの記事を作成中です。乞うご期待!

理由②:「数学が苦手」という思い込みがある

数学が苦手だと思い込んでしまうと、その考えに縛られてドンドン点数が落ちていきます。

お子さん
お子さん

数式や図形を見るだけで嫌になる…

基本的な問題も解けないから苦手…

と感じている中学生も多いでしょう。

しかし、実際には勉強時間が足りていないだけで、きちんと学習すれば克服できる中学生も少なくありません!

勉強時間が短いのに「苦手」と言う中学生はこのケースかもしれませんね。

理由③:数学にはひらめきが必要だと考えている

数学が不得意な中学生の多くは、数学には「ひらめき」や「センス」が欠かせないと誤解しています。

しかし中学生の数学では、

  • 適切な公式の選択
  • 正確な計算

ができれば、答えが導き出せる問題がほとんどです。

むしろひらめきだけに頼ると、基礎学習がおろそかになり、結果として成績アップにつながりません。

大切なのは公式を暗記し、問題演習を繰り返すことです。

この地道な努力を続けることで、どんな問題にどの公式を使うべきか分かるようになり、苦手を克服できますよ!

 

【学年別】中学生の数学で苦手になりやすいポイント

中学数学1・2・3年それぞれの苦手ポイント

次は各学年での「中学生が苦手になりやすい単元と理由」を解説します。

結論からいうと苦手ポイントは人それぞれです。が、以下が苦手な理由だという中学生は本当に多いですね!

中学生の数学で苦手になりやすいポイント|中学1年生

中学生の1年で苦手になりやすいポイントは、次の3つです。

  • 文字式
  • 割合の計算
  • 文字式と方程式の違い

文字式や割合の計算で、「x」「y」などのアルファベットが登場します。

この時に「x」「y」の意味や、どうやって活用するのかわからなくなり、混乱する中学生が多いんですね。

また、文字式と方程式の違いをうまく理解できていない中学生も多いです。

文字式:30x + 80円(xにどんな数字を入れても成立する式)

方程式:30x + 80 = 230(xに入る数字が決まっている式)

理解しないまま先に進むと何も把握できないまま問題が複雑になるため、ドンドン苦手になっていきます。

もっと最初の範囲で、正の数(例:+5)と負の数(例:-5)が理解できていないケースも。

…と、何でつまずいているかの理由はお子さんによって違うため、一概に「これが理由だ!」とは言えません。

いずれにせよ1年の数学は比較的簡単なため、難しくなる前に苦手を克服することが重要です。

中学生の数学で苦手になりやすいポイント|中学2年生

中学生の2年で苦手になりやすいポイントは次の3つ。

  • 一次関数
  • 連立方程式
  • 図形の証明

苦手になりやすい理由としては、

一次関数:1年生で学んだ「x」「y」を使えないといけないし、いろんな解き方がある
連立方程式:「x」「y」を使った2つの式を同時に扱う
図形の証明:論理的な考え方と説明が必要(国語力!)

で、複雑な問題が多くて難しく感じやすいです。

そもそも中1の苦手を克服しないと解けない問題も多くあります。

僕が指導していても「1年内容を克服したら2年の問題が解けるようになった!」という中学生は多いですね。

なので、

  • 1年生の範囲を完全に克服できていないからなのか
  • 2年生の範囲で理解が追いついていないのか

を把握することが大切です。

中学生の数学で苦手になりやすいポイント|中学3年生

中学生の3年での苦手ポイントは

  • 二次関数
  • 三平方の定理

です。

3年生の数学は高校入試に直結する難問が多いため、中学3年間の中で最も難しいと言えますね

2年生までは感覚的に解ける問題もありますが、3年生になると複数の単元を組み合わせて解く必要が多くなり、感覚だけでは難しくなります。

1・2年生の内容が克服できていないのか
3年生の内容が理解できていないのか

を見極めながら、どこを勉強するべきかを分析しましょう!

中学生が数学の苦手を克服する方法

中学生が数学の苦手を克服する方法

ここからは、数学の苦手を中学生が克服する方法をご紹介します。

誰でも実践できる方法ですので、

  • 数学に苦手意識を克服したい中学生
  • 中学校入学後に数学を苦手科目にしたくないと考えているご家庭

は参考にしてみてください。

数学克服法①苦手になった理由を把握する

数学克服法の1つ目は、数学が苦手になった理由を明らかにすることです。

  • どの単元で数学が難しいと感じているのか
  • 単元が難しいと感じる理由は何なのか

を分析することが重要です。

テストや普段の授業を通じて分析もできますが、時間が経つほど苦手意識は強くなっていくため、

  • 各単元に対応した問題集を解いて判断する
  • 塾や学校の先生に相談する

など、早い段階で対策を立てて克服することが効果的ですね!

また模試を受験するのも1つの手ですね。各教科の評価や結果が知れるので、模試の結果から苦手な理由を明らかし、克服していく方法もアリです。

数学克服法②:前の単元から勉強する

数学克服法の2つ目は、苦手な単元に戻って学習することです。

お子さん
お子さん

「この単元が苦手だな…」

と感じたら「その単元の基礎になっている単元」に戻って復習してください。

2年生の一次関数がわからなければ、「1年生の文字式や比例・反比例などが理解できていない」というのが理由かもしれない、という具合ですね。

一段階前の単元の理解が不十分であることが理由で、その後の内容を苦手としている可能性は高いです!

「基礎をしっかり固めて克服する」という意識で、前の単元を再学習します。

「どこから復習したらいいか分からん!」→オンライン家庭教師がオススメです!

保護者さん
保護者さん

「どこからやり直しすればいいか分かれば苦労しないよ…」

「そもそも自分1人で克服なんか無理だわ…」

と、あなたも思われたかもしれませんね。ごもっともです。笑

そんな時はやはりプロの力を借りる方がいいに決まってますよね。

塾やタブレット教材など色々ありますが、僕も指導してるオンライン家庭教師は本当にオススメです!

オンライン家庭教師がオススメな理由

  • 全国から本人に合った先生を見つけられる
  • プロの先生もたくさんいる
  • 準備や移動時間が必要ない

他にもおすすめの理由はありますが、「塾と同じ・それ以上の授業が自宅で受けられる」のが最高の理由ですね!絶対に数学の苦手克服に役立ちます。

おすすめのオンライン家庭教師の記事も作成中ですので、少々お待ちください!

数学克服法③:基礎をしっかり固める

数学克服法の3つ目は、基礎をきちんと身につけることです。

どの教科でも基礎がしっかりと定着していないと、応用問題は解けません

難しい問題を解けるようになりたいのは分かりますが、まずは基礎問題に狙いを定め、基本の苦手を克服しましょう。

「基礎の苦手を克服したら数学ができるようになった」という中学生を、僕は何人も見てきました!

応用問題は基礎を固め終わってからでOKです。

数学克服法④:問題を解いて実践力をつける

数学克服法の4つ目は、実際に問題に取り組むことです。

ここまでで

  • 苦手になった原因を分析
  • 一段階前の単元に戻って克服

をして、基礎をきちんと定着させることを説明しました。

ここからは実際に問題を解き、理解度を確認します

基礎がわかるようになったぞ!

問題を解いて分からないところがあればもっと復習する!

というように、この流れを繰り返すことで徐々に実力が向上していきます。

数学克服法⑤:わからないことを放置しない

数学克服法の5つ目は、理解できない問題をそのままにしないことです。

あいまいな部分や理解できないところが少しでもあれば、必ず解決してから先に進むことを心がけてください。

あいまいなまま先に進むと、次の単元も理解できないまま進むことになり、負のループに陥ります‥。

必ず各単元・範囲を完全に習得してから、次の学習を進めましょう。

「参考資料なしで解けること」を目指そう!

テストで良い点数を獲得するためには、「教科書や参考書を見ずに正解できる」状態を目指す必要があります。

お子さん
お子さん

テスト直前まで、教科書や授業のノートを確認しながら問題演習を解いてる…

中学生あるあるなんですが、この状態ではありませんか?

当然ですが、テスト本番中には教科書やノートは見れません。 そのためテストと同じ環境で、何も見ずに解けるようになることが大切です。

何も見ずに解こうとすることで、

  • 自力でどこまで解けるのか
  • どの公式やルールを記憶していないのか

などが明確になり、取り組むべき学習内容が明らかになります。

もちろん、最初から教科書を見ずに解ける必要はありません。 最終的に「何も見ずに解ける状態になる」を目標にしてください!

数学の苦手を中学生が克服するための習慣5つ

中学生が数学で苦手を作らないためのコツ

中学生が数学を克服するために必要な習慣を解説します!

  1. 公式を自然に活用できるまで反復する
  2. 途中式や筆算の跡をすべて残す
  3. 解けるレベルの問題から取り組む
  4. 問題を解いたら必ず印をつける
  5. 毎日5問解く習慣を身につける

 1.公式を自然に活用できるまで反復する

公式を自然に使いこなせるまで繰り返し学習すれば、数学の問題が解けるようになります。

公式は覚えるのが難しいだけでなく、どの場面で使えばいいのかまで把握しなければいけません。また、応用問題では複数の公式を組み合わせることも。

お子さん
お子さん

公式は暗記はしてるけど、どこでどう使えばいいかわからない…

という中学生って結構多いんですよね。

どの問題にどの公式を使えばよいのか、身につくまで何度もいろんな問題にチャレンジしてください!一度問題が解けたとしても油断せず、「繰り返しが大事だよ!」と伝えましょう。

2.途中式や筆算の跡をすべて残す

途中式や筆算の跡を書き残しておけば、間違えたときに「どこでミスしたんだ?」と確認できるので、弱点を正確にキャッチできます。

数学は問題が難しくなるほど解く手順が長くなるので、「解いた跡」を残さないと最初からやり直さなくちゃいけなくなります。

そうなるとどの部分で間違えたのか確認できないので、弱点がどこか分からず克服できなくなるんですね。

またシンプルに、ケアレスミスも多くなります!

理解力は高いけど、途中式を書かないせいで減点されている中学生を、僕は何人も見てきました…

苦手な部分を把握し克服するためにも、どこで間違えたかわかるよう記録しておきましょう!

ただ、中学生にとって見直す作業は大変で面白くないため、

保護者さん
保護者さん

間違い探しゲームのように楽しんでやるといいよ!

と伝えながら、記録する習慣をつけさせてあげてください。

3.解けるレベルの問題から取り組む

問題に取り組む時は、自力で正解できるレベルの問題から始めてください。

簡単に問題が解けると、「わかる!」「できる!」という感覚が生まれ、勉強へのやる気がアップします。

とはいえ、自分の理解度や「どのレベルから始めるべきか」を正確に把握できる中学生は少ないと思います。

そんなときはプロのサポートを受けるのがおすすめです。プロと一緒に予習すれば授業が理解でき、苦手な数学も楽しくなります。

楽しくなる→自分で勉強するようになる→テストの点が上がる→さらに数学が楽しくなる

という好循環が生まれますよ!

4.問題を解いたら必ず印をつける

問題を解き終わったら、

  • 何も見ずに解けた→○
  • 解説を確認しながら解けた→△
  • 解説を見てもわからなかった→×

というように、印をつけましょう。

×の問題→学校や塾で質問したり、参考書で調べたりする
△の問題→理解できているので、何も見ずに解けるよう練習する

このように、「自分はどの問題が解けて、何ができないのか」が明確になります。 テスト対策も効率よく進められるでしょう!

この習慣のメリットは、

  1. テスト前にどこを学習すべきか一目でわかる
  2. ○が増えていくことでやる気アップになる

ということですね。

地道ですが、○が増えるたび「ドンドン克服して成長できている!」と実感できるので、おすすめです!

5.毎日5問解く習慣を身につける

カンタンな計算問題でも構わないので、毎日5問は解く習慣を身につけてください。

毎日数学に触れる習慣ができれば、それだけで苦手意識が薄れていきます。

最初は「めんどくさい…」と感じるかもしれませんが、かかる時間は5〜10分程度です。

数学が苦手な中学生でも、1日5問であれば取り組めるはずです。  その短時間で苦手を克服できるなら、チャレンジする価値はありますよね!

取り組むのは、最近授業で学んだ単元の問題がベストです。苦手克服だけじゃなく、授業の復習にもなるので授業中の理解も進みます。テスト勉強の負担も軽減されますね!

カンタンな問題から徐々に難度を上げて、少しずつ苦手意識をなくしていきましょう。 まずは「1日5問」を目標に学習を始めてみてください。

まとめ:数学の苦手を克服する正しい方法と習慣を身につけよう!

本記事では「中学数学の苦手を克服する方法」について詳しく解説しました!

最後に重要なポイントをまとめますね。

  • 数学が苦手な中学生の特徴は「集中力が続かない」「苦手という思い込み」「ひらめきが必要と考えている」こと
  • 中学生の数学は学年が上がるごとに難しくなるため、早めの克服が大切
  • 中学生の数学での苦手克服には「原因把握」「基礎の見直し」「わからない点をそのままにしない」が重要
  • 勉強の習慣を変えることが克服のコツ→「公式を自然に使えるようになる」「計算の跡を書く」「解ける問題から取り組む」「○△×のチェック法」「毎日5問解く」
ご紹介した方法を実践すれば、数学が苦手な中学生でも克服でき、テストでも良い点数が取れるようになりますよ。

お子さんの学習でお悩みの方は、ぜひプロの指導者に相談してみてください!

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